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登計トレイルを歩いてみました

更新日:2020年8月18日

今回ここを訪れたのは 普段 設計をしている中で抱いている あるテーマのヒントを得るためです。そのテーマとは「外」。

どういうことかというと.....

家のどこに居ても「外」を感じることが出来る中庭、季節の植栽を楽しめるアプローチ、窓から覗く緑など、「外」を取り入れると建物が豊かになります。でも、敷地面積には限りがあり、都心で必ず緑の借景が得られるとは限りません。だからこそ 人が「外」を感じるための最小面積や最低限の要素などが分かっていれば どんな時でも提供できるし、さらに深めれば新しい空間の提案だって出来るかもしれない。そんな思いからちょっと気になったところには足を運んで体感してみるようにしています。


登計トレイル(「とけ」と読むそうです)は、2008年に森林セラピー専用のトレイルとして奥多摩の深い森林の中に新設されたセラピーロードです。歩くことよりも休むことに主眼が置かれた全長1.3kmの行程には様々な工夫がされていて、全体が森林を感じるための装置の役割をしているようです。

登計トレイルは簡単に言えば道をデザインしています。人の動きを誘導して目線を操作し、訪れた人の感覚をデザインしているのだと思います。昨年の台風の影響からか途中に足場の悪いところがあり全行程は見ることが出来ませんでしたが、これらの意図は伝わってきたし大変面白い試みだと思いました。全面開通したらまた訪れてみようと思います。








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