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蔵の街のスタバはこんな感じ

更新日:2020年2月28日


週末のみならず平日も観光客で賑わう ここ川越の蔵の街エリア。最近なんだか一気に出店するお店も増えたような... 。古い蔵や民家を生かしたリノベーションが多いですが、中には伝統的な設えを施した本格的な蔵造りも新築されています。ちなみにこの辺りは景観を保つための条例が定められています。こう言った条例は観光地のみならず日本中にあるのですが強制力が弱かったりルールを逆手に取られたりと意外とうまくいかなかったりします。まあ、考えてみれば商売に伝統的な建築技法なんてお金がかかるだけですから。皆やりたがらないわけですね。にもかかわらず出展者が古い街並みや建築にこだわるのは そこに価値を見出しているから。意識が高い企業さん達なのです。そして元をたどればその価値観を築き上げたのは地域の団体と市の関係者なわけです。彼らがコツコツと積み上げてきた努力と時間は並々ならぬものだと思います。こころより拍手を送りたいと思います。

さて、そんな意識高め店舗がこの春またオープンしました。「スターバックス川越 鐘つき通り店」

スターバックスコーヒーは大宰府の隈研吾氏設計の店舗なんか有名ですが、それ以外でも各店舗 風土や地域性を出したり面白い試みをしています。今回の出店も蔵の街の特色が表れています。

下の写真の通り、お店は「時の鐘」の並びにあります。蔵のような漆喰塗の外壁ではありませんが、調べたら埼玉県産の杉を使った下見板張りのようです。周囲に溶け込む建築で要所を押え造り込んだものとなっています。これ以外にも伝統の織物「川越唐桟」をベンチの背に使ったり蔵を感じさせる工夫が随所に見られます。店の奥には広い庭園があってテラス席になってます。手入れの行き届いた日本庭園です。行った時も職人がはいってました。個人的には中庭?が居心地良さそうです。昔の町屋に自然と存在した狭さゆえ落ち着く、そんな感じです。どうやらスタバはこういった場所を展開していきたい模様で 皆さんの街に新たにできる店舗は乞うご期待ですぞ!

上の木格子の中に排煙窓が隠れてます。アルミサッシが見えちゃったらがっかりだもんね。

中は普通にモダンなデザインです。と見せかけて どこに居ても蔵を感じさせるよう操作してるねー。

小さな中庭です。目の前に大和塀。こういう狭いところ好きです。庭は明るけりゃ良いというわけじゃないと思う瞬間。

「川越唐桟」なんだそうですが知りませんでした。親戚のうちこんな感じだったような... 。

黒漆喰のフェイクなんですが、そんなことより下の基壇が蔵造りを感じさせる。

セイレーーーーン。


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