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山田さんち

  • 所在地  :埼玉県川越市

  • 構造   :木造、地上2階+ロフト

  • 家族構成 :夫婦+いぬ

  • 敷地面積 :80.38㎡(24.3坪)  

  • 床面積  :89.18㎡(26.9坪)
     

  • 構造設計 :カラムアソシエイツ

  • 撮影   :齋部 功

ウチが一番。寝る・食べる・くつろぐ・遊ぶを一つの部屋で済ませたいインドア派のご夫婦のためのワンルーム住宅。周りは住宅密集地。狭小敷地のローコストという条件を最大限楽しんでいます。

仕事が休みの日でも家で過ごしたいご主人と、以前 雑貨屋さんで働いていたこともある部屋を飾りたい奥様の二人でくらす家です。採光や眺望、風通し、プライバシーの確保など条件の難しい狭小敷地ですが 「長く家に居ても心地よい」そんな空間を求められました。また、愛車のアルファロメオを納めるガレージやスタジオのようなキッチンも外せない要件でした。建て主のライフスタイルを考えると部屋数を増やすことより居心地よい大きな空間を確保することの方が自然に思えました。要望であった車庫を1階に確保し、残りの部分には寝室と納戸、水廻りを配しています。2階はロフトを含めた大きなワンルーム空間です。コンセプト上 建物は木を仕上げとした部分と 白い壁の部分にエリアを分け、木の部分は上下導線と収納を集約、残った大空間を白い壁の開放的な共用部としました。木の部分の床はメッシュ状になっていて トップライトの明りを1階の玄関まで落とす光井戸の役割を兼ねます。また、玄関ホールから2階へ上る壁面はすべて壁面収納となっていますが、ローコスト化を実現するために扉を設けませんでした。これは持ち物にこだわりがありディスプレイしたい希望を持つこの建て主に合った減額案といえます。人が変われば減額案も変わる。「家とはこうだ」という一般的な固定観念に囚われては価格も一般的な金額から落ちません。長い時間を掛けた 建て主とのコミュニケーションによって生まれた住宅です。

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